コロニアル屋根の塗装(遮熱塗料)
テーマ:屋根20年以上もの間(実は30年以上)、建物を守ってきた屋根です。
4/18雨漏り ブログ 及び 4/28雨漏りの原因 ブログより
だいたいの雨漏りの原因が分かりまして、いよいよ塗装となる訳でございます。
晴れたこの日、色々と観察してみました。
↑高圧洗浄前には分からなかった増改築の跡
後で分かった事ですが、黒ぽく見えるのは約10数年前の物で
白っぽく見えるのは30年以上前?恐らく「コロニアル」という商品の屋根ができた
初期の物と思われます。
↓穴?
↓割れ
幸いこれらは奇跡的に直接的な雨漏りにはつながらなかったものの
現物を見ると、ゾッとする「コロニアルのトラブル」であります。
↑上が30年以上前の「コロニアル」、下は10数年前の物です。
↓よく見ると黒く粗い砂?みたいな物が模様として付着しています。
↑仕上がりの状態でも黒い砂が表面上に出てきます。(模様として)
いろいろな形状の「コロニアル」があるのだなと実感しました。
増築前のコロニアルは今まで無塗装だそうで、比べてみると「薄い」です。
2〜3mm程薄くできているような感じです。
年数相当に反り返りも発生しておりまして、いつも行っている「タスペーサー」の
挿入に関しましても、必要以上に神経を使いました。
やはり、屋根に負担のないような場所を探し「タスペーサー」を差し込みました。
↑反り返りの影響もあるようですが、百円玉が3〜4枚重なりそうな隙間ができています。
↑塗装工事前の屋根状況
丸の部分は反り返りが発生しています。
さて、観察も終わった所で塗装となりますが
いつものような工程で施工しました。
2/9 屋根のトラブル
4/21 遮熱(高反射)塗料 屋根塗装 no.1
4/25 遮熱(高反射)塗料 屋根塗装 no.2
今回はタスペーサー挿入を先におこないまして
コロニアルの重なり部分のブロア清掃を入念にしました。
高圧洗浄では届かない場所で、土埃等が出てきます。
工程としては下記の通りです。
洗浄→タスペーサー→下地プライマー2層→上塗り2層
使用材料
日本ペイント社製 サーモアイ(高反射塗料)
↑サーモアイ カタログより
この「サーモアイ」という商品ですが、塗料に含まれる顔料に工夫がしてある
ようで、黒色の場合、よく使われているであろうカーボンブラックは熱吸収が高く、
高反射率塗料の顔料としては不向きなのか、乾く前は上のような「紺色」に
近い色をしています。
これが乾燥して「黒っぽく」見えるといった形になっています。
塗っている側としては、なんとも変な感触であります。