シーリングを考える






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テーマ:シーリング



佐藤塗装店のブログ

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今の建設にとってなくてはならない存在の「シーリング材」
ビルやマンション、住宅、内外問わずいろんな箇所に使われています。


私たち塗装工事をするものにとっても必要とすることが多く
数多くの場所やさまざまなケースで使わせてもらっています。


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この「シーリング」明確な耐久性というのは、カタログ上明記されておらず
職人的には、使用する箇所によって耐久性がちがうのかなと考えております。


例えば、マンションなどのRC造の目地なんかは15年以上経過していても
性能そのものの低下などはあるでしょうが「トラブル」を引き起こすに
至らないケースも多々あるようで「目地の種類」や「シール厚」との関係かは
分かりませんが、見栄え的には変わらないことがあるようです。


一方で、サイディング目地などの「ワーキングジョイント」などは
新築時より早いケースで、5年で目地周辺に異常が発生している所を
見た事がありますし、なんとも難しいところでもあります。


では、耐久性は一体何年なのか?



難しい問題です。

最近の大手改修業者の「シーリング保証」は5年が一般的なようです。(RC造)
「外壁面保証」も5年となっています。


シリコン樹脂の塗装でメーカーの期待する耐久年数は、各メーカーで違いはあるようですが
8〜12年あたりでしょうか。塗装工事の保証を基準にするとやはり
「シーリング」も8〜12年あたりが耐久年数なのかなと思う所であります。


さて、「シーリング」には1成分型、2成分型の2種類ございまして
なにがどう違うのか?


塗装職人的にも分かりづらいのですが、
基本的には硬化すれば「ゴム状」になるのでありますが
2成分型のシーリングはJIS規定をクリアーしている製品が多いようです。


ある一定の検査をクリアーした
安定した性能を持ち合わせているといったところでしょうか。


改修現場で2成分型のシーリングが多く使われているのは
そこら辺の事が、関係しているからかもしれません。


”「シーリング」は目立ってはいけない”

建築関係者の共通の認識?ではあると思います。



なんとも気の毒な存在だなと職人的に思う訳でありますが
建物を影で支えている重要箇所でもあります。

定期的なチェックは積極的に行いたいものであります。