壁とシーリング
テーマ:シーリング今の住宅業界でなくてはならぬシーリング材。
私たちもいろいろなよろしくないケースを見てきました。
その大半が「雨漏り」に至ってしまっていたケースであります。
以外にも梅雨のこの時期に「雨漏り」に気づいて壁面の異常に気が付く方が
多いようです^^
さて、私たちが見てきたいろいろなケースです。
当ブログでも取り上げました「窯業系サイディング」8年経過したケースです。
どうも、シーリングの仕上げの厚みが「キーワード」になりそうな感じです。
↑十分な厚みがとれていないようです。
当ブログ
5/7 おしゃれなサイディングの塗装
6/3 窯業系サイディングのシール打替 参照
↓ こちらも「窯業系サイディング」10年程経過しているようです。
厚みは十分なようですが構造的なものでしょうか。
↓同じく「窯業系サイディング」14〜15年程 経過
シーリングの劣化が考えられます。
シーリング材=ゴム状 でありますので仕方なしでしょうか。
特に2面接着されるシーリングは「ワーキングジョイント」と呼ばれ
なかなか過酷な状況下で働いています。
温度変化、地震、風、部位の含有水分など変化に合わせて伸び縮みするとされています。
一方、3面接着(PCタイル目地、サッシ廻りなど)は逆に「ノンワーキングジョイント」などと
呼ばれあまり動かない目地のシーリングとされています。
注意して見ていきたい部分ではあります。
5/12 サイディングのトラブル 参照
↓こちらはALC壁面 の目地
↑シーリング材が「ゴム状」でなくなりカチコチになって、どこかに行ってしまったようです(笑
↓階段周辺 末端シール
↓別の階段でも
3/18 タキロン タキステップのトラブル 参照
このように見ますといろいろな部位で「シーリング材」が使われているのが分かります。
剥がれ、亀裂、シーリング材自体の寿命であったりシーリング材と素材との密着性や
錆や旧塗膜からくるものであったりいろいろなケースがありました。
もちろん、シーリングの厚みからくる因果関係も無視できないところであります。
(隙間をただ隠すだけなのか?シーリング材の性能を生かすのか?)
なかなか、難しい問題ではございます。
特に壁面の場合は注意が必要な場合が多く、定期的なメンテナンスも重要視したい
部分ではあります。
6/2 シーリングを考える 参照
↓さて、こちらの壁面
ALCパネルのように、等間隔に目地がたくさんある壁面になります。
「ALCパネル」のようで「ALCパネル」ではなく?
かといって「窯業系サイディング」もなく?
どうも、「押出成形セメント板」と呼ばれる外装パネルのようです。
目地周辺を見てみますと↓
なんと、新設時より3年でシーリングが切れ始めたそうです。
もちろん、雨漏りも発生しているようです。
ちょっとしたエピソードがある訳なのですが、どうなるのでしょうか。
はたして原因とは?
>>>NEXT>>> コンクリート打ちっぱなし調の壁