サイディングの塗装を考える。






サイディングの塗装を考える。

テーマ:サイディング




塗装を考える

今や、木造住宅の代表的「外壁面」となっている仕上げ材 窯業系サイディング と言います。


「窯業系サイディングはどんな時に、お手入れメンテナンスを考えればよいのか?」

よく、お客様よりこのようなご質問をお受けします。




どんな時でしょう??



・・・・・・・・・やっぱりアレ?気が向いたから(笑) 



そうです・・・・・・・。 それも結構大事なことです。






一般的には、10年スパン、12年スパン、15年スパンで塗り替えを行うケースが
多いようです。定期的なメンテナンスという理想的な形ですね。


その他、塗り替えを考える方は「あるトラブルが原因」で、塗り替えに踏み切る
というケースもあります。
言い方を変えれば、塗り替える「きっかけ」になるのですが・・・・・。









では、どのようなケースで塗り替えを考えたのか・・・・・。



窯業系サイディングはボード状の壁面と、それらをつなぎ合わせるコーキングで
成り立つものが、ほとんどです。

その為、トラブルと言われるケースはほぼ同様なケースで起こります。







新築より17、8年で塗り替えのご依頼を頂いた、お宅の壁面より。

塗装を考える


塗装を考える


【サイディングボードの欠け、割れ】

このほとんどが、ボードを止める役割をする「ビス、釘」周辺で起こります。
構造上、仕方がないと言えばそれまでですが、そのままにしておけば
「雨漏り」が発生してしまうリスクはともないます。

【コーキングの剥がれ】

サイディング独特の収縮に合わせ、目地に詰められたコーキングも収縮する訳ですが
経年と共に、壁面とコーキングの密着性が悪くなって起こります。



中には・・・・・叫び なケースも。  あるようですよ。



下記は、いくつかの過去の事例です。

ケース1 新築間もなく、3〜5年ほどでコーキングが剥がれたサイディング。
ケース2 やはり、7〜8年ほどでコーキングがトラブルになったサイディング
ケース3  とてつもない力が働き、コーキング破損、壁面破損になった築12年の壁面。


ケース4 新築3年程でコーキング機能を失った押し出しセメント板。


ケース5 イメージカラーをガラリと変えたALCの壁面
ケース6 雨漏りに悩むALC壁面及びタイル面。
ケース7 雨漏りが発生するALC。

剥がれ方にもいろいろなケースがありましたね。




さて、サイディングの塗装を考えるにあたって、いくつか理解しなくてはいけない点が
あります。
それが画像一番上にある 【塗膜の割れ】


なんで、あのような状態になるのか?
コーキングとしての機能はどうなのか?
あのような状態にならない処置方法はないのか?

次回、ちょっぴり深く考えてみたいと思います。



次回へ続く・・・・・











【塗装職人の追伸】デューク東郷

最近、朝晩はめっきりと冷え込むようになりました。

歳のせいか、ヒートテックのインナーを着る(着用)するタイミングが
早くなったような気がします。
アレ、暖かいですからね音譜外仕事の私たちの愛用品です。



ちなみに今年は、昨年より15日早い着用でした(笑)


真冬が心配です・・・・・ガクリ 

寒さに弱くなってきた気がします(ボソリ)