コロニアル(カラーベスト)塗装工事
     
住宅用化粧スレートは、セメントに繊維材料などを混合して
工場生産された材料で、低価格、軽量、デザイン性 そして、
施工が容易な事から最近の住宅では、非常に多く使われています。


日本での普及は、昭和36年 (株)クボタ(現・クボタ松下電工外装)の
ブランド名である「カラーベスト」または商品名の「コロニアル」が
代名詞として広く使用されているそうです。


8年経過した屋根。






こちらは、
15年経過した屋根。

このコロニアルの屋根は、新築時より10年経過すると、急激に屋根としての美装を失います

なぜか?


新品時にコーティングしてある塗装が劣化してくるからだと思います。
屋根は過酷な条件下のもと、建物を守っています。
雨、風、台風、太陽光、雪 地域によって違いはありますが、
10年経過はメンテナンスの目安かと思います。



特にこの屋根は北側にコケや藻が発生しやすいようです。




                 




恐らく、冬場の結露、夜露が原因だと思いますが、
北側斜面の冬場は、常に湿っている事が多いようです。



塗替えの場合、このままでは塗れませんので洗浄から行います。









                 
           高圧洗浄機を使って汚れを落としました。






洗浄後。






*ふれると画像が変わります。

表面のコーティングが全くないのがわかるかと思います。





割れていた 屋根の裏面です。

屋根の欠けた部分の断面です。薄さがお分かり頂けると思います。





高圧洗浄中、こんなものを使用してみました。

水洗トイレと同じ方式です。
丸いボールが水圧で上がってくると、元栓も止まる。とても、画期的です。

洗浄が終わると十分に乾燥させた後、 ようやく塗装となります。