密着
テーマ:サイディング窯業系サイディングの目地より
どうしても目地廻りのトラブルが多い窯業系サイディングは
新築よりわずか数年でこのような「剥がれ」が生じてしまったようです。(4〜5年程)
過去にも2〜3年でコーキング材の機能が失われたケースもありました。
剥がれの原因としてサイディングのデザインも、起因していると考えられます。
抜き取りをした既存の目地を測定してみますと、デザインの
窪んでいる部分で5mm弱。
出っ張っている部分で9mmあるかないかといったところ。
これは何を意味するのかといいますと、壁面との密着する部分(断面)になります。
密着性を高めるのであれば、その数値は大きいほど壁面との密着面積が大きくなり
より安定した密着を得られるのではないかと思われます。
一方で最近のサイディングは、デザイン性が豊かであるが故に
壁面との密着できる面積が、とても少ないのが現実なんですね。
それほどに「目地」という部位を考えられているという訳でもないという事になります。
目地廻りにとって何が大事か・・・・
きっとそれは素材同士の「密着性」がとっても必要なのでは
だから、あんな対策法を・・・・・(とっても重要な事です)