雨漏りと笠木と壁面
テーマ:ALC「3F住居部分和室より雨漏りが発生しているので見てほしい。」
とのご連絡を頂きました。
建物・・・・・ALC3階建て
お日様が当たると陽の光がうっすらと反射をして、雨漏りが発生している
雰囲気でもなさそうですが・・・・・。
雨漏りの原因究明 雨漏りの原因と予防法 より
綺麗な壁面。
実は・・・・・。
触ると手が白くなるくらいの「チョーキング」が発生しています。
塗膜がチョーク状になる事なのですが、一つの塗り替えサインと言われます。
早い話が、塗膜の寿命なんですね^^
さて、雨漏りですが屋上ではこんな事が起こってました。
この場合、壁面と笠木の位置関係がよろしくなく「壁面」の屋根役であるはずの笠木が
何らかの理由で壁面よりも内側に位置しています。
これでは雨は防げるはずもなく・・・・・雨漏りとなってしまったようです。
笠木 ⇔ 壁面
笠木の方が屋根もしくは傘の役割をしなくてはなりませんが、よく見ると微妙な納まりです。
新築時はきちんと屋根の役割をして、雨水の侵入を防いだのでしょうが
塗り替えを重ねた現在では・・・・・微妙な位置関係なんです^^
笠木と壁面との位置関係を考えますと、きっと一番有効なのは笠木の交換
(きっちりと雨を防ぐような大き目のもの)でしょう。
コスト、手間を考えその結果が、今回の塗り替えの納まりは下記のようになっているのです。
笠木の納まりが不良となっていることから、その全てを「塗膜」に委ねてしまうのも
限度があるのでしょうが・・・・・
ここに行き着くにはいくつかの理由がありました。それは・・・・・(続)