モルタルの塗装仕上げ面は、建物構造の違いもありますが、
クラック(ひび割れ)が問題になると思います。
ビル、マンションのようなRC造、一戸建てや低層アパートなどの木造住宅。
さまざまな所に モルタルは使われています。
RC造
木造住宅
モルタルの塗装工事は、クラック処理をどのようにするかで仕上がり具合も全然違いますし、工事金額も違ってくると思います。
一般的には、 0.3mm未満のクラックは、カチオンフィラー(樹脂セメント)擦り込み
0.3mm以上のクラックは、エポキシ樹脂低圧注入、
また、モルタルの浮き補修は エポキシ樹脂注入ピン二ング工法などの処置を行います。
*マウスがふれると画像が変わります*
クラックゲージです。
シャープペンの芯が一般的なもので0.5mmですから
0.5mm以上のクラックは、相当なひび割れと考えてもいいと思います。
その、クラックですがよくサッシ廻りで見かけます。
構造状なのかもしれませんが、大きなクラックになると
吹き付ける雨の際に雨漏りしてしまいます。
上の画像はカチオンフィラーです。クラック処理に使われる樹脂セメントです。
既存模様と同じに吹き付けします。
補修後は、微弾性フィラー⇒上塗り2回 塗り重ねて
クラックのあった場所が分からなくなります。
仕上がりです。
よく、この角度で見ると補修のあとがわかることがありますが(仕上がりムラ?)
見事に分からなくなりました。
通常クラックなどの問題がない場合、下の様な塗り重ねとなります。
微弾性フィラーで、ヘアークラックや肌を整えて上塗りを2層塗ります。(基本的には 計3層)
上塗りに関しては、最近主流の水性アクリルシリコン樹脂。
臭気に問題がなければ、弱溶剤アクリルシリコン樹脂などもお勧めです。
また、最近ではフッ素樹脂の需要も増えてきました。
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