鉄骨塗装工事 施工例
              
ケレンが終わると、ようやく塗装工程に入ります。
まず最初に塗らなくてはならないのが、錆止めとなります。
名前の通り錆を止める役割ですね。

錆止めにはさまざまな種類があり、最近の住宅、マンションで
よく使われるのが、ごく一般的になった速乾性のエポキシ樹脂錆止めです。


乾きがとても速いというのが、今の塗替えニーズにあっていると思います。

また、構造物用の錆止めになりますが、
2液型強溶剤エポキシ樹脂錆止め こちらは錆止め能力が非常に高いです。


臭気や乾燥の問題もありますが、鉄骨の塗替えにはとても適していると考えます。



またこの塗料は2液型の塗料の為、混合比重をはからなくてはなりません。




赤いのが錆止めです。






そして、こちら。住宅塗装では使用しませんが・・・・・。


WET型膜厚計です。

住宅では殆ど使いませんが、プラント施設の塗装工事で使います。
仕様書通りの標準膜厚指定がありますので、下のように計ります。
この錆止めはWET85μmが標準となっていて、
仕様書では、錆止め⇒錆止め⇒中塗り⇒上塗り=4回塗り
      60μm 60μm 35μm 30μm
などの仕様が殆どです。

中には、5回塗りの仕様もあります。

過酷な条件下の建造物塗膜は、いかにして錆の発生を抑える方法が
とられています。塗膜厚はとても重要なんです。



*マウスがふれると画像が変わります*






マンション屋上手摺です。






錆止めの色は赤さび、白、グレーなどがあり
上塗りの色に合わせて選べるようになっています。


白色の錆止め。







先程の塗膜を全てはがした鉄部は錆止め2回塗りです。


冒頭の通り、鉄への塗装は錆の発生をいかにして防ぐかで、
耐久性も変わってくると思います。







あとは上塗りです。


上塗り1層目。
黒にみえますが実は黒に白が混じった とても美しいグレーになってます。









上塗りを2層塗って仕上がりとなります。









仕上がり。




一般的には、5年に一度のメンテナンスが必要といわれますが、
どのような塗料が塗られて、どのような工事がされたのか。
もちろんいろいろな条件下の中で、耐久性も変わってきます。


錆が発生したら、お早目のお手入れをお勧めします

                                                                          

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