ドレン廻り






ドレン廻り

テーマ:屋上防水
この夏、非常におかしな「納まり」を見ました。
「納まり」とは何か・・・・・?

タイトルにも記載してあります「ドレン廻り」なのですが
1件目は屋上でのドレン廻り


では、実際にどんなだったかと申しますと、排水口としての機能性がとってもアレ?なんです(笑)

塗装を考える

塗装を考える

一般的に屋上はこう配がとられています。
雨水は高い方から低い方へと流れます。

今回の屋上のケース
約100uほどの屋上排水口が2つ
こう配には問題はなく
子供たちが喜びそうな水たまりを作ったのち、徐々に排水あせる
徐々の排水するものの、排水しきれない水たまりは数日後まで残り
その後、オーナーさま自ら「セルフ」で排水汗






↑という、大問題です。


塗装を考える


一体、具体的にどうなっていたのか・・・?



こう配の状態は問題なく、低い方へ流れた雨水は2箇所へ集められ・・・・・
ここからです。問題は。

4〜5mmほどの水たまりを作りつつ、徐々に排水。




一言でわかりやすく申し上げますと、
排水口すなわちドレンが飛び出しているのです。





床面(平場)の位置関係からすると平均して3〜5mmの高い位置にありますガックリ・・・

キッチン、洗面所、浴室など水廻りをみても間違いなく排水口は低い位置にあるはずです。
お近くにある方はご確認ください。
水たまりはできないはずです。






もし、排水口が飛び出していたらどうなりますか・・・・・?
水たまりができますよね。

イメージ的にはこのような事です。





もし、グリーン上のカップが飛び出していたら・・・・・?汗
カップインできませんよね(笑)それこそエンドレスですガクリパッティングが〜



高い⇔低い の位置関係はとっても重要です。






雨が降る度、ドレン廻りに水が溜まってしまい蒸発するまで日を待つか
セルフで排水されていたという屋上。
床面(平場)ドレン付近の一番低い位置で計測したところ ↓↓↓

塗装を考える

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15mm(1.5cm)。
正直、衝撃でした。

言い換えますと、この位置では15mm以上の水位にならないと排水されないという事です。
どこかしらに防水の機能を失った部分があれば、即、漏水





という、大変重要な排水機能を失っている屋上の防水工事をさせて頂きました。音譜


こちらも合わせてご覧ください。
 色褪せ
 屋上工事にて 〜夏を感じた瞬間〜  より


と、この続きはまた後々ね^^








2件目は
マンション5階建ての階段、廊下リニューアル工事のご依頼を頂きましたドレン廻り より。

塗装を考える

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↑不気味ですが、まとめてドレンをエポタールにて塗装中なんです。


マンション廊下 ごく普通のドレン廻りですが、このようになっていました。
塗装を考える

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床面が高く排水口(ドレン)が低い。

ここまでの相対関係はいいのですが
その間に15mm(1.5cm)ほどの溝??←イメージ的にはグリーン手前のバンカー?みたいな(笑)



明らかに床面とドレンの位置関係がおかしな感じですよね。
そんなおかしなドレン廻りがほかにも数か所あせる


と、いろんな排水口、ドレン廻りの納まりをみさせて頂きました。
もちろん工事では「スムーズな水の流れ」をイメージしながら防水しましたのでご安心を。

と、続きはまた後々ね^^










【塗装職人の追伸】デューク東郷
このブログ記事を書くきっかけになったのは、連日の猛暑にあります。
猛暑⇒涼しさが恋しい⇒水関連?????しかない。




塗装する下地に水はタブーなのですが、あまりにも暑いので。
尚且つ塗装関連といえば、これしかありませんでした。

「防水層がはじく水」=無理やり「涼」を感じてみて下さい(笑)

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暑い夏もあと少し。
熱中症対策をお忘れなく!

夜になると秋の虫たちが綺麗なハ〜モ二〜を奏でていますよ音譜音譜音譜