色褪せる「屋根」。
テーマ:屋根雨あがりの「屋根」です。綺麗なレッドですよね
屋根の形状は住宅には、あまり見られない折半鋼板屋根。
そうです。
今回、塗らせて頂きましたのは、集合住宅(アパート)の屋根になります。
塗って間もない塗膜って、物凄く水をはじくのですね。
ワックスをかけたばかりの、車のようでした(笑)
実は、こんな鮮やか「レッド」も塗る前は淀んだ色でした。
今より遡る事、8年前。
外壁の塗装時に同じく塗られた屋根。
アクリルシリコン樹脂。
同じ色で塗らせて頂いたのです。
8年間を守り抜いた結果が、塗装前の淀んだ色だったのです。
◇ ここで、改めて耐久性のお勉強
合成樹脂 ⇒ アクリル樹脂 ⇒ ウレタン樹脂
⇒ アクリルシリコン樹脂 ⇒ フッ素樹脂
◇ 同じく部位別耐久性(耐久性が必要な部位)
外壁面 < 屋根
といった図式で塗料の耐久性は成り立ちます。
細かい、水性、溶剤、メーカーの違いを加味すると、えらい図式になりそうなので
簡略しますが、8年間を守り抜いた塗膜は汚れと共に、淀んでいました。
これが、アクリルシリコン樹脂よりも耐久性の低い塗料で、塗られていたとしたら
もっと淀んでいたでしょう。
ひょっとしたら・・・・・錆びの発生もひどかったかもしれません。
建物を守る大事な、大事な屋根を塗るグレードのチョイスはできる限り耐久性の
ある塗料で塗る事と、しっかりとした下地処理。
が、大事だと思いますよ
【今回の工事のご依頼】
・アパート3棟の屋根塗装工事(再塗装)
・鉄階段塗装
・VHFアンテナの撤去
ありがとうございました
その他トタンの屋根記事ブログです。合わせてご覧ください。
・18年目のメンテナンス(トタン屋根及び外壁面の塗装)
・トタンをペイント(塗膜をスクレーパーで剥がしました)
・トタン外壁の家(大工さんからいいお話を・・・・)
【塗装職人の追伸】
トタン屋根、コロニアル屋根は定期的な、メンテナンスが必要です。
「あれ、あんな所がぁ〜〜。こんなことになるなんて。」となる前に。
たまには屋根も見てみましょう。
遠くて見れなくてもいいのです。
雰囲気の違いに気が付くだけでもいいのです。
・変わったことはないですか。
・錆が発生してはいないですか。
・藻がひどく発生してはいないですか。
・アンテナは倒れたりしていませんか。
なんとなく雰囲気が変。そんな異常に気が付きましたら
どうぞ、お気軽にご相談ください。