つや消し
テーマ:店舗、内装例えば、艶ありの同等品であったとしても各メーカーによって
艶あいというものが、全く違ったものであったり
塗装工事後、数か月経った時「あらっ・・・?」と思うようなものも
職人として見てきました。
もちろん、色々なメーカーの塗料を塗った経験から
このブランドの塗料は質感がいいとか、こちらの塗料は・・・・・・
という話は、ひとまず置いておきまして
今回は「つや消し」ついて。
最近の住宅のデザインや質感等から「つやは消して下さい」というオーダーが
とても多く感じます^^
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当ブログ内
8/24 おしゃれな空間と白い壁
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9/16 30年程前の建築デザイン
10/8 30年程前にデザインされた空間 参照
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塗料によって違いがあるのですが、今回「漆喰」と呼ばれる壁面の上には
特殊なアクリル塗料を塗りました。(壁面の白い部分になります)
この塗料はもともと「つや消し」になっています。
純粋な「白」を楽しんで頂く為、調合は行っておりません。
と言いますのは、
※「白」という色の通常仕上がりを良くする為
職人さんによっては「黒」を混ぜ込んだ「白」というのを塗ります。
それはそれで良いのですが、やり過ぎると「グレー系」なんですよね^^(笑)
まぁ、裏ワザ的なことでしたが。
今回、建具関係は「黒」での仕上げとなっています。
実はここが問題だったのですが、「黒」で塗られている素材は鉄製品です。
素材に適した塗料で塗る事を考えますと、通常は壁面に塗った塗料は使いません。
今ではとっても良く使われる「ウレタン樹脂」という塗料ですが
商品ラインナップを見ると、艶あり、7分つや、5分つや、3分つやとあります。
オーナーさまからのオーダーは「黒のつや消し」
これは、新築時に設計士さまからのご指示だそうで^^
ラインナップに「つや消し」と言う物の存在が無く、仕方なく「3分つや」にて
試し塗りを・・・
やはり完全につやの消えている「白」の隣に「3分つや黒」を塗ると
やたらと「つや」が主張してくるのですね^^ 3分つやなのに・・・
つやを消すとは如何に^^
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